東京都立9庭園

都立9庭園

都立9庭園

江戸時代の大名庭園、明治時代の三菱財閥岩崎家ゆかりの庭園など、東京都が管理する9つの庭園。都心部で四季折々の草花や紅葉を楽しめる。高層ビルを借景にする東京ならではの景観もおもしろい。

  • 浜離宮恩賜庭園:徳川将軍家の庭園。特別名勝、特別史跡。海水を引き入れた潮入りの池があり、東京湾に面している。お伝い橋は総檜造りで120m。中島の御茶屋をはじめ御茶屋は4つ。(中央区)
  • 旧芝離宮恩賜庭園:国指定名勝。小石川後楽園とともに最も古い大名庭園のひとつ。池泉を中心にした回遊式庭園。地割りと石組が見事。(港区)
  • 小石川後楽園:水戸徳川家の祖 頼房が中屋敷(のち上屋敷)に造り、二代藩主 光圀の代に完成した。特別史跡、特別名勝。中国趣味豊かな庭園。円月橋、梅林が知られている。(文京区)
  • 六義園:川越藩主 柳澤吉保が築園した回遊式築山泉水の大名庭園。明治時代に岩崎弥太郎の別邸となった。国指定の特別名勝。しだれ桜や紅葉のライトアップがよく知られており人気がある。(文京区)
  • 向島百花園:江戸時代の骨董商佐原鞠塢(きくう)が花園として開園。開園当初は梅が主体だったが、中国や日本の古典に詠まれている有名な植物を集めるようになった。国指定名勝、史跡。(墨田区)
  • 清澄庭園:岩崎家三代が築いた名石の庭園。一説には江戸の豪商 紀伊国屋文左衛門の屋敷跡とも伝えられる。回遊式林泉庭園。富士山、芭蕉の句碑、涼亭、磯渡り、大正記念館などが見どころ。(江東区)
  • 旧岩崎邸庭園:岩崎弥太郎の長男で三菱三代社長の久弥の本邸。往時は今の3倍の敷地で20棟もの建物が並んだ。ジョサイア・コンドル設計の洋館と撞球室は国指定重要文化財。2つの建物は地下道で繋がっているそう。(台東区)
  • 旧古河庭園:洋館はジョサイア・コンドル最晩年の作。1919年(大正8年)に古河財閥の古河虎之助男爵邸として現在の形に整えられた。西洋庭園と日本庭園がある。バラの名所。国指定名勝。(北区)
  • 殿ヶ谷戸庭園:三菱合資会社(のち南満州鉄道副総裁、貴族院議員)社員 江口定(さだえ)の別荘「随宜園(ずいぎえん)」を三菱社長 岩崎彦弥太が買取り「国分寺の家」とした。段丘崖や湧水など野趣あふれる景観が楽しめる。(国分寺市)

▲ 写真ギャラリー 2ページ

訪問:2021~22年
場所:東京都
機材:RICOH GRⅢ
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