手賀沼のほとりに集う文化人
風光明媚な手賀沼のほとりに文化人が集った。大正時代に志賀直哉、柳宗悦、武者小路実篤らも住み、千葉県の我孫子(あびこ)は白樺派の拠点となる。観光地というより閑静な住宅街だが、往時を伺い知れるスポットが点在。文化的な散策が楽しめる。以下、すべて徒歩圏内。
- 白樺文学館:柳宗悦、志賀直哉、武者小路実篤など白樺派の文学館。
- 志賀直哉邸跡:白樺文学館のそば。離れの書斎のみ残されている。ここで『和解』『城の崎にて』『小僧の神様』『暗夜行路』などの代表作も書かれたという。
- 旧村川別荘:西洋古代史学者 村川堅固と子息 堅太郎の別荘。母屋は大正時代に我孫子宿本陣の離れを移築したもの。新館は昭和初期に建てられた。
- バーナード・リーチ碑:バーナード・リーチはイギリス人の陶芸家。柳宗悦邸内に窯を築いた。
- 手賀沼公園
- 杉村楚人冠記念館:杉村楚人冠(そじんかん)は明治末期から昭和前期に東京朝日新聞で活躍したジャーナリスト。明治末、風光明媚な我孫子に別荘として本邸宅を購入、関東大震災を機にこちらへ移住した。
- 嘉納治五郎別荘跡:嘉納治五郎は講道館柔道の創始者で「柔道の父」と呼ばれる。
- 弥生軒:放浪画家 山下清が若いころ働いていた店。当時は弁当屋だったが、現在は立ち食いそば屋。
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アクセス
- JR 常磐線「我孫子駅」南口から徒歩(手賀沼公園まで徒歩11分)
訪問:2023年5~8月
場所:千葉県我孫子市
機材:RICOH GRⅢ
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