東京十社巡り

東京十社巡り

東京十社

明治元年、明治天皇が准勅祭社として幣帛を捧げられ、東京の鎮護と万民の平安を祈願されたお社を東京十社と言います。
昭和50年、昭和天皇のご即位50年を奉祝して、元准勅祭社である東京十社を巡拝する企画が立案されました。

東京十社めぐり

東京十社巡りをするのは2回目。今回は1年ほどの期間でゆっくり参拝していった。お祭りや花が咲くころに合わせて出かけるのもいいかもしれない。

  • 芝大神宮:御祭神は天照大神と豊受大神。祭礼は9月の芝明神だらだら祭り。神社は一千年の歴史があるという。(港区)
  • 赤坂氷川神社:御祭神は素戔嗚尊と奇稲田姫命、大国主命。厄除けと縁結びの信仰が篤い。徳川吉宗建立の社殿は創建当時のままの姿を残している。鎮座一千年。(港区)
  • 日枝神社:御祭神は大山咋神(おおやまくいのかみ)。太田道灌が江戸城内に川越山王社を勧請。徳川家康が江戸城に入り、人々から崇敬を集めるようになった。(港区)
  • 品川神社:双龍鳥居、富士塚、一粒万倍の水など見どころ多し。神社裏手には板垣退助の石碑と墓がある。(品川区)
  • 白山神社:天歴二年、加賀一宮白山神社を現本郷元町に勧請。足利尊氏により国家平安御祈祷所となる。五代将軍 綱吉と生母 桂昌院の信仰を受けた小石川の鎮守。3,000株の紫陽花が咲くあじさい祭りが有名。(文京区)
  • 王子神社:「開運除災」と「子育大顕」の神社。徳川三代 家光(幼名竹千代)の乳母 春日局が、竹千代の病弱と世継問題に心を痛め、健康と大成を祈願したところ、めでたく叶ったという故事がある。(北区)
  • 根津神社:国指定重要文化財の社殿7棟、3,000株のツツジ、9月の例大祭が知られている。主祭神は須佐之男命など。かつて近くに森鴎外や夏目漱石が住んでいた。(文京区)
  • 神田神社:平将門公などを祀る。東京の中心である神田、日本橋、秋葉原、大手町、丸の内など108町会の氏神様。江戸の総鎮守。例大祭は江戸三大祭りの神田祭。日枝神社の山王祭と交互に隔年で開催。(千代田区)
  • 亀戸天神社:菅原道真公をお祀りし、九州の大宰府天満宮に対して東の宰府「東宰府天満宮」と呼ばれている。例年、2月 梅まつり、4月 藤まつり、10月 菊まつりを開催。心字池に3つの橋が架かる。(江東区)
  • 鶴岡八幡宮:深川八幡とも呼ばれる。水掛けまつりとして知られる8月の深川八幡まつりは江戸三大祭りのひとつ。近くに住んだ伊能忠敬はここから日本地図作成の旅へ。(江東区)

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他の元准勅祭社

元准勅祭社のうち、東京十社以外の2つの神社。東京郊外の立地で境内は比較的広く、都心の神社とはまた違った雰囲気がある。

  • 大國魂神社:大國魂大神を武蔵国の守り神として祀った神社。くらやみ祭では夜に神輿渡御があり、秋季祭くり祭は面をつけた子供たちが踊りを披露する。(東京都府中市)
  • 鷲宮神社:関東最古の大社でお酉様の本社。「鷲宮催馬楽神楽(正しくは土師一流催馬楽神楽)」は国の重要無形民俗文化財。(埼玉県久喜市)

訪問:2020~22年
場所:東京都、埼玉県久喜市
機材:RICOH GRⅢ



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